4月18日
失神した。
出先から帰る電車の中、区間急行で座ることが出来なくて、乗ってすぐやばいな、と思った。
それから、うまく息が吸えなくて、吸っても全然脳に回っている感じがしなくて、だんだんと体がゆっくり地面に近づいていく、
そこまでは覚えている。
気がつくと、サラリーマンと女性の方に両脇を抱えられ、「大丈夫ですか、大丈夫ですか」と言われながら電車から引き摺り降ろされた。
ちょうど自分が降りる駅だったのでそれは幸いだったと思う。
降ろされたあとも(とにかく家へ帰らなきゃ)となぜか思い込んでしまい、視界はまだ砂嵐、手足は痺れて思うように動かないのに、無理やり歩いて、階段の上方で転倒し転げ落ちた。
泣きながら、隣にいたサラリーマンに腕を引き上げられ、歩みをすすめて震える手で何度もICカードを間違えながらなんとか改札を通り抜けた。
改札を抜けてから地上にあがる階段、たった20段ほども視界が点滅しているし、まだ足ががくがくと震えていたので壁に寄り掛かりながらずりずりと引き上げていった。
この時点でかなり過呼吸になっていて、頭に血が回っていない感覚とパニックにもなっており何も考えられず、とにかくホームを出たその場に座り込み、母に電話した。
初めて失神という経験をしたので、何が何だか分からなかったけど、"気を失う"という感覚はかなり独特のものだった。
例えるならフルニトラゼパムを飲んで1時間ほどしたら、歩けなくなったときと同じような。今冷静な頭で考えるとあれとよく似ている。
今はデパスと睡眠薬のブロチゾラム、レボトミンを飲んでいるので精神は鎮まった感じがしている。
今度から必ず各停に乗ろう。
小学校の頃から全校集会などでは立っていられず、すぐにその場で座り込んでいた。
パニック障害かと思っていたが、脳貧血を起こす自律なんとかかもしれない。
次の診療の時に先生に相談する、わすれない。
とにかく最後の最後つらすぎる一日だった。
でもお母さんも友人もいて、すぐ電話にでてくれて本当に助かった。
そのおかげで家まで辿り着けたんだと思う。
毎日人に感謝日々を送っている。